納得がいかず ジト目で先生を見ていると、転校生の原さんが私の隣に腰を下ろした
「よろしくお願いします」
ニッコリ笑った顔も可愛らしい
「「よろしく」」
ホームルームが終わると、先生は私達に『職員室に来るように』と愛のメッセージを残して姿を消した
本来ならば転校生に興味を持った子が休み時間の度に寄って来るんだろうけれど、私と美沙希がいるからかクラスの女子は遠巻きで転校生を見ている
チラチラと視線を向けられて、ヒソヒソと話しをしているクラスメイト達が気になっているのか 原さんは落ち着かない様子
「あの…私、何か変ですか?」
困惑したのか私達に助けを求めてきた
「アハハ、何で敬語?タメでしょ。私、篠村美沙希、美沙希でいいよ」
美沙希はケラケラ笑いながら自己紹介をする
「私は鷹橋乃愛、鈴香って呼んでいい?あと、周りの子達は、鈴香に興味があるんだと思うよ。まぁ、私達がいるから寄って来ないだけだろうけどね」
「え?そう…なの?でも、何で…」
首を傾げながら教室の中を見渡している
「私達がいなくなったら寄って来るよ。ほら、美沙希。職員室行くよ」
「え〜っ?!マジで行くつもり?ダル…」
職員室に行く気はないけれど、転校した初日から私達みたいな扱いを受けるのは あまりにも可哀想で項垂れる美沙希の腕を引っ張って教室を出た



