✧*。最愛✧*。



雪夜と別れたあの日から その事に関して何となく皆、触れなかった



それは私に気を遣っているんだと気づいていた




「……ちょっとな」



雪夜は私から目を逸らさずポツリと呟く



「何、その含みのある言い方。余計、気になるんだけど」




上田君は交互に私達二人の顔を見る



「まぁ、まぁ…いいじゃねぇか。せっかく花火見に来てんだ。ほら、見ろうぜ」



涼介の言葉に助けられた



「あ〜、終わっちゃった。また来年も一緒に見に来ようね!」





美沙希は涼介と手を繋いだまま、私と雪夜を覗き込んだ




「あぁ」



「うん、来ようね」




私達の返事に美沙希は満足気に頷いた



「え?それって、俺も入ってんだよね?」




「さあ?どーかなぁ?」



美沙希と上田君は、花火が終わる頃には すっかり仲良くなっていた



余韻が残る中、私達は会場を後にした