思い思いに買った食べ物を手に提げ、着いた所は知る人ぞ知る穴場
人が多い会場とは違って、ここは誰も来なくて静か
周りが木々に囲まれているから会場の声も遠くに聞こえる
「へぇ~、こんな所があったんだ…俺、昔から来てるけど知らなかった」
「ふふ…ここはね、私と美沙希が小さい時に見つけた場所なんだ。ここから綺麗にみえるんだよ」
準備がいい涼介はシートを芝生の上に敷き、下駄を脱ぐ
私は木に凭れるように座った雪夜の隣に腰を下ろした
早速、食べ物を広げて皆で食べ始めた
その時
パンパンと開始の合図が一体に響き渡る



