バイトを始めて一週間が経とうとしていた
仕事も要領が掴めてきて、何とか一人でも出来るようになった
お客さんに部屋番号を言って、マイクとデンモクを渡す
「なかなか順調じゃない。鷹橋さんって結構、飲み込み早いよね」
「主任。私なんて まだまだですよ」
ある程度、客足が引いたところで肩の力が抜ける
ドリンクを持って行ってた雪夜と上田君が戻ってきた
「あ!そうだ、雪夜。俺達、今度の花火大会でデートすんだよねぇ。羨ましいだろ」
突然、そんな事を言って肩を組んでくる
「上田君、仕事中だから…」
雪夜の前で こんな事しないでほしい
それに、わざわざ言わなくても良かったのに…
「へえ…そうなんだ」
私の事、何とも思ってないのは知ってるけど…それでも少しだけ…期待していた
気にしてくれるんじゃないかと……
そんな事でショックを受けるとか情けない



