「丁度良かった、花火大会の日の事なんだけど。混むから早めに行きたいんだよね、大丈夫?」
「あ、うん。平気」
それから、待ち合わせ時間と場所を決める
「乃愛ちゃん。花火大会の日、浴衣着てほしいな。乃愛ちゃんの浴衣姿とか、マジ可愛いんだろうなぁ」
「え……っと…浴衣、持ってるけど一人じゃ着れないから」
お茶を飲みながら、そう言うと上田君はショックだったらしく食いついてきた
「親に頼めばいいじゃん。せっかくだから着てきなよ」
「……いや、親は仕事が遅くまであるから無理だよ」
遠回しで断るけれど、なかなか引かない彼に少し面倒くさく思うのは許してほしい
「あ、やべ。もうこんな時間。随分 長居しちゃったな。もうすぐ親、帰って来るでしょ?」
時計を見ると19時を回ろうかしていた
「うん、そろそろ帰って来るかな」
話しを合わせて帰ってもらい、ソファー座って ひと息ついた
正直、苦手なタイプ…グイグイこられるのは好きじゃない
始めからあの調子だと、花火大会に行くのも憂鬱になってしまう



