✧*。最愛✧*。



瀬戸さんがフロントから姿を消したのを確認すると、雪夜が隣に来た



「お前、何で…」



そう言えば……ずっと前…事故に合う前、雪夜が『カラオケでバイトする』って言っていた



だけど、まさか ここのカラオケだとは………



「ハ、ハハハ……わ、私も、そろそろ自立しようかと思って……」



流石に家庭の事なんて言えるはずもなく、何とか誤魔化す




「何?もしかして、二人って知り合い?雪夜、こんな美人が知り合いにいるなら紹介しろよ」




私達の間に強引に割って入ってくると、右手を出された



「俺、雪夜のクラスメイトで上田晴彦(うえだはるひこ)。えーっと、鷹橋…何ちゃん?」



「あ、鷹橋乃愛です。よろしくお願いします」



そう言って、握手をしようと右手を出すとパシッと冊子が掌に収まった




「あっ!おいッ雪夜、邪魔すんな!せっかくの乃愛ちゃんとの握手だったのに」




「うるせーな、もうすぐオープンだろ。準備しろ」



「ちぇー。雪夜のケチ」



首を傾げながら、手の中にある冊子を見ていると雪夜が それを取り上げた