✧*。最愛✧*。




あんまり長居するのも気が引け、食べ終わった食器を片付けて帰る支度をする




「泊めてくれて ありがとう…。助かった。服は洗ってから返すから。じゃあ……また」




着ていた服を手に取り玄関へ向かおうとした時、パシッと腕を掴まれて振り返る



「……」



「雪夜?」



どうしたのかと雪夜の顔を見ると、真剣な眼差しで見つめられドキンと心臓が跳ねる




「……いや、何でもない」




目を逸らしながら、そっと手を離す




「そっか。……じゃあ、帰るね」



玄関のドアを開き、雪夜の家を後にした