✧*。最愛✧*。



久し振りに入った雪夜の部屋



いつもの場所に座って膝に顔を埋めてると、雪夜がスウェットを片手に部屋に入って来た



「ほら、シャワー浴びて来いよ。これ貸してやるから」



「……ありがとう」



その言葉に甘えてシャワーを浴び、部屋へ戻ると入れ替わりで雪夜がシャワーを浴びに行った



部屋を見渡すと、私との思い出の物や日常で使っていた物が捨てられる事なく、そのままの状態で残っていた


壁に掛けられたボードには沢山の写真


以前の私達が寄り添って映っていたり、じゃれ合ってたり、抱きしめ合ってたり…



ベッドの隣にある棚には、付き合って初めての雪夜の誕生日にプレゼントした香水が置いてある…その傍らにペアリングがあった