働いたとしても、学費が高すぎて払えない




「はぁ…」



色んな事を考えるけれど私一人じゃ答えが出るはずもなく、出るのは ため息ばかりで足元の石をつま先で蹴り飛ばした




「お前…こんな時間にどうしたんだ?帰ったんじゃなかったのか?」



そんな言葉で顔を上げると雪夜がいた



「……雪夜」



「女一人で、こんな所いると危ねぇぞ?」




雪夜の顔を見て安心したのか涙腺が緩んで一気に涙が溢れてきた