✧*。最愛✧*。



はぁ…とため息をつくと、男は母親の髪の毛を掴み怒鳴った




「ッチ…本当の事を言え!お前が持ってんだろ?奴は全額お前に渡したって言ってんだよ!!この娘は嘘をついちゃいねえ」





「ほ、本当よ…お金を持ってるのは、その子よ。私は、持ってないッ」




冷酷な顔をした男は懐から拳銃を取り出し、銃口を泣き叫ぶ母親に向けた



「……ヒィッ や、やめ…やめて……」




「あぁ、やめてやるさ。本当の事を話せばな。金はどこだ?」




ガタガタ震え出した母親は、私を指差して言った




「だから、あの子が……乃愛が使ったのよ!バッグの中に入れてたのに…ッ」




自分が助かれば それでいいって事……?



こんな人が母親だなんて





「へえ?俺は本当の事を言えと言ったんだ。こっちも気が長い方じゃねえんだわ」



カチッとハンマーを親指で引き倒し、銃口を母親の頭に押し当てた



「早く言え」



「……ッ!言う……言うから…。わた、私の部屋…クローゼットの中に……」




男が他の人に目配せすると、二人の男が母親の部屋へと姿を消した