✧*。最愛✧*。



震える手で机の引き出しからガムテープで巻いた封筒を取り出すとリビングへ戻る




男にそれを渡すと、黙ったまま中身を確認し始めた



「……」



「確かに返したから。早く帰って!」



男を睨みつけながら言うと、突然笑い出した



「ククク…困ったなぁ。盗られた金は全部で800万。さて、残りの金はどこいったんだ?」




「……どういう事?100万じゃないの?」




何を言ってるのか把握出来ず男の視線を辿ると母親が涙目で私を見ていた




「乃愛に…。娘に全部渡したの。私は知らない!」



「……は?」





男は ゆっくりと私に視線を移した




「母親は、お前に800万渡したって言ってるようだが?」




「言ってる事が、よく分からないんですけど……。私が受け取ったのは、あなたが今持っている分だけ」




私は、嘘をついてない事を伝える為に男の目をジッと見つめて逸らさなかった