✧*。最愛✧*。



ヒュ〜〜パァン




涼介がロケット花火に火をつけて空に向かって投げている




「涼介、ちゃんと拾いなよ〜」



「おう」



そう声を掛け、花火の残骸を集めていく




「あ〜、楽しかった!お腹減ったから何か食べに行こうよ」




片付けが終わると、美沙希がピーピーうるさいから夜ご飯を食べに行って、そこで解散となった




「じゃ、またね。次は、夏祭りだからね」




「はい、はい」




美沙希は涼介のアパートに泊まるらしく、涼介のバイクに乗っている



手を振りながら見送ると、雪夜が隣に立った




「あ、じゃあ…またね。私、歩いて帰るから」




「夜遅いし、送る」




ヘルメットを差し出してくれたけれど、私は首を横に振った



「ありがと。でも大丈夫だよ。近いし……じゃあ、また」




足早に立ち去り、暫く歩いて振り返ると 雪夜はまだそこにいた




もっと一緒にいたい




でも……そんな事 言えない




泣きそうになるのを我慢して ギュッと唇を噛み、踵を返し家へと向かった