ヒュ〜〜パァン
涼介がロケット花火に火をつけて空に向かって投げている
「涼介、ちゃんと拾いなよ〜」
「おう」
そう声を掛け、花火の残骸を集めていく
「あ〜、楽しかった!お腹減ったから何か食べに行こうよ」
片付けが終わると、美沙希がピーピーうるさいから夜ご飯を食べに行って、そこで解散となった
「じゃ、またね。次は、夏祭りだからね」
「はい、はい」
美沙希は涼介のアパートに泊まるらしく、涼介のバイクに乗っている
手を振りながら見送ると、雪夜が隣に立った
「あ、じゃあ…またね。私、歩いて帰るから」
「夜遅いし、送る」
ヘルメットを差し出してくれたけれど、私は首を横に振った
「ありがと。でも大丈夫だよ。近いし……じゃあ、また」
足早に立ち去り、暫く歩いて振り返ると 雪夜はまだそこにいた
もっと一緒にいたい
でも……そんな事 言えない
泣きそうになるのを我慢して ギュッと唇を噛み、踵を返し家へと向かった



