✧*。最愛✧*。



潤んだ目から雫が落ちないように空を仰ぎ見る



「そうだな…。俺も生きていて良かったと思うよ。俺は、これから先 この一分一秒を記憶に刻みたい。もう二度と忘れないように…」




視線を下げると雪夜が私を見ていた



フッと困ったように笑いながら、私の目元に雪夜の指が触れた


溢(こぼ)れないようにしていた涙がいつの間にかポロポロと頬を伝っていた事に気付いた



パッと前を向き、タオルで目元を覆った




雪夜のさっきの言葉が頭から離れない




しんみりした空気になって、太陽が姿を消すまで誰も話す事はなかった



「センチメンタルだな。ククク…青春送ってんなぁ〜俺らって」



突然、笑い出した涼介によって雰囲気がぶち壊された



「もう!涼介のせいで雰囲気台無し。台無しついでに、いい加減 花火しよーよ」