✧*。最愛✧*。



そんな私の後を追って来た雪夜は、確保した場所へ案内してくれた



「クククッ本当、あいつらってラブラブだよな」



喉を鳴らして笑う雪夜を そっと盗み見るとバチッと目が合って慌てて視線を逸した




「いつもの事だよ…」




海小屋で借りたパラソルの陰に座り海を眺める



潮の香りに混じってパーカーから雪夜の香水の香りが鼻をくすぐる



大好きな雪夜の香り…



「なぁ、お前さ………海、泳ぐ時も それ着とけ」



「え、何で?濡れるじゃん。いいよ、日焼け止め塗るから」



隣を見ると、明らかに不機嫌な顔の雪夜



「そういう意味じゃねえ。……はぁ、これ以上お前のその姿を他のヤロー共に見られんのが気に食わねえんだよ」





「……え?」



それは一体、どういう意味なんだろう…



いや…今の雪夜は私に恋愛感情はないんだ



でも……そんな言い方されたら、勘違いしちゃうよ




クスッと笑って誤魔化すように立ち上がった




「じゃ、お言葉に甘えよっかな。さて、せっかく来たんだから、泳ごうっか」



丁度、そこへバカップルが戻って来て私達は海へ向かって走った