「乃愛!」
冷たい空気に響いた玲央の声
弾けるように振り返ると肩で息をする玲央の姿があった
「玲央、そこで少し待ってて?」
不安が滲む その表情に今は気付かない振りをする
「雪夜、話しの続きを」
「…あぁ。……俺、お前の事が今でも好きなんだって、改めて自覚して。今、お前が玲央と付き合ってるって分かってるけど。それでも、この気持ちを押さえられなくて」
その必死な表情が、私の知ってる雪夜だった
やっと私の事、思い出してくれたんだね
でも…遅いよ
私は もう先に進んでる
もう後戻りは出来ないんだ
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