「ハッそれが乃愛を先に見限った奴の言う事かよ。都合がいい事ばかり言ってんなよ?涼介」
「確かに……そう、だな。悪かったよ。……乃愛、いつか お前と話しがしたい。乃愛のタイミングでいいから連絡してくれ。じゃあな」
片手をヒラヒラさせて踵を返す涼介
それに付いて行く皆
その後ろ姿を見て、いつかの私達を重ね合わせた
過ぎ去った日は もう追いかけない
「玲央、帰ろう」
そう言って腕を引っ張ると、振り向いた玲央は何故か沈んだ顔をしていた
「玲央…、どうしたの?」
そう言って 玲央の頬に手を伸ばし、そっと触ると不安な色を宿した瞳で私を捉えた
「……乃愛は、本当に俺でよかったの?」



