✧*。最愛✧*。



暫く店内を見て回った後、ジュエリーショップに戻った



可愛くラッピングされた箱が入った紙袋を店員さんから受け取り、玲央は終始ご機嫌だった



「帰りにケーキでも買って帰る?」



「そうだね。じゃあ、ついでに夜ご飯の食材も買っちゃっていい?」



そう言うと、それまでご機嫌だった玲央の表情から笑顔が無くなり真剣な顔で私を見た


「な、何?」



「前みたいに買いすぎないでね?車じゃないんだから」



ニッコリ笑った玲央から、物凄い圧を感じるのは気のせいだろうか…



「そんな沢山は買わないよ!お肉だけだから。この前のは…ほら、食材がほとんど無かったからで。だから大丈夫!」



言い訳がましくなる私を、ジト目で見てくる玲央に耐えられず彼の手を掴み食品コーナーへと足を向けた