私には雪夜さえいれば それ以外何もいらない ーーー雪夜さえいればーーー ーーーーあぁ、そうだった…… 私を愛してくれる雪夜は、もう何処にもいないんだ… カーテンの隙間から真っ青な青空を見上げ自嘲的に笑った コンコン 振り返ると開けっ放しのドアの入り口に美沙希が立っていた 「乃愛…少し、痩せたね。只でさえ細いのに…ご飯、ちゃんと食べてる?」 私はゆっくりと視線を青空へと戻した 「携帯と、財布…ここに置いとくよ」 そっと机の上に置くと、美沙希は後ろから私を抱きしめた