✧*。最愛✧*。



ずっと、私を好きでいてくれてたと知って、じんわりと胸が温かくなった



正直、玲央の気持ちは嬉しい



でも……私は、つい この間まで雪夜が大好きで、忘れられてからも それは変わらなくて



確かに、今は もぅ雪夜に未練なんてないのだけれど



だからって、そんな簡単に乗り換えるような事……してもいいのかな




あれだけ、雪夜しか見えてなかったはずなのに




愛おしそうに私を見つめる玲央に対して、どうすればいいのか…自分でも分からない



「玲央…。気持ちは嬉しい…けど」




真っ直ぐ私を見つめるその瞳から視線を外す



「まだ…雪夜が好きなのか?」