✧*。最愛✧*。



それから数日間 ずっと部屋で過ごした




「ちょっと、乃愛。いるんでしょ?あんたの友達が来てるわよ」



暫く不在だった母親が帰って来るなり部屋のドアを開くと普段とは違って、にこやかな表情をしている



「ねぇ、乃愛。私ね、同棲する事になったのよ。彼ったら私と二人の時間を過ごしたいって言うの。だから、あんたは連れて行けない。ごめんね。あ、でも この家の家賃とか光熱費、あんたの生活費、全部払ってくれるって言ったから感謝しなさい。生活費は毎月振り込むから。これは今月分ね」



そう言って、茶封筒をベッドに投げるようにやると、大きなキャリーケースを持ち部屋を出て行った



結局、母親は私が邪魔だって事を言いたかっただけ



なら、何で産んだのよ…



ベッドから体を起こし母親が投げた茶封筒を雑に掴んで中を見ると、100万入っている



生活費全部出す?



どこで見つけたきたのか、そんな気前のいい人間なんているはずない



きっと裏があるに決まってる



でも、選ぶのは母親だから私には関係ない




茶封筒をガムテープでぐるぐるに巻き、机の引き出しに入れた