そう、私がいる間 玲央の両親には会ってない
食事の準備は、住み込みの人達がやってたし…
「いや、今は一緒には住んでねぇ。あそこにいるのは、じーちゃんとばーちゃん。そして叔父さんとその家族、あと組の奴らだけだ。湊斗叔父さんの子供は女ばかりだから、蒼兄が跡継ぎになったんだ。だから、蒼兄だけは あそこに ずっと住んでるけどな」
「え?じゃ、両親は…」
そう言えば、さっき抗争がどうの…って話してた
抗争って、組同士が……っていうアレの事だよね?
もしかして、亡くなった……とか?
「今は海外に仕事行ってるから、俺らはじーちゃん家にいるんだけど。ほら、アレ…あそこのデッカい建物が俺ん家」
そう言って、玲央が指を差した先を見ると この街で一番高級と言われるマンションが視界に入った
繁華街のド真ん中に建つ、そのマンションに住むのは皆の憧れでもある
「あそこの最上階が俺ん家」
「えぇ!!?さ、最上階!?」
思わず叫ぶと玲央は耳を塞ぎ顔を歪ませた



