「玲央、頑張れよー」 ニヤニヤ顔のテツさんからの謎のエールで玲央は更に不機嫌になった 店を出ると玲央は立ち止まり、片手で髪をかきあげ頭を抱え込んだ 「クソッ!テツの野郎、余計な事ペラペラと話しやがって」 その仕草が、小さな子供が駄々(だだ)をこねてるみたいで可愛く見えた 「……何、笑ってんだよ」 「いや、別に。ねぇ、玲央」 玖賀家でお世話になってた時、ずっと気になってた事を口にしてみた 「前から気になってたんだけど、玲央の親って一緒に住んでるの?」