暫くして解放されたテツさんは息を整えながら、玲央に謝っていた
「まぁまぁ、玲央。テツは悪気はねぇんだ。ただ馬鹿なだけで。だから許してやれ。でも、良かったじゃねーか、な?」
ポンポンと玲央の肩を叩き、不貞腐れた玲央を宥める輝馬さんと目が合うと、何故かウインクされた
「ッチ!馬鹿テツ!!いっぺん死ね!行くぞ、乃愛」
年上の人に…しかも親じゃないのに『死ね』はあんまりじゃない?
怒られないかハラハラして様子を伺ってると、テツさんは苦笑いしながら手を振っていた
「う、うん。すみません、お邪魔しました」
挨拶もそこそこに私の腕を掴み、強引に引っ張り出入り口へと向かう



