あの男の子は私の事、覚えているのかな



懐かしさを感じながら指輪を左の薬指にはめた



指輪のおもちゃは小さくて、第一関節の所までしか入らず少し笑えた



「あの子…本当に私の事、お嫁さんにしてくれるのかな?」



どんな男の子になってるのかな



想像が膨らんで、ちょっとだけ会いたくなった



クスクス笑いながら、指輪のおもちゃを外し失くさないように、再び缶の箱に入れた