「もぅ…いいよ、美沙希。分かってくれたんなら、それで」
「本当は今日、涼介と雪夜も一緒に来る予定だったけど……二人ともバイトが入ってて」
「そ。じゃあ、二人に言っといて。もぅ気にしないでって。わざわざ会いに来なくていいからって」
美沙希は俯いていた顔を上げると涙でグチャグチャになっていた
苦笑いしながらティッシュを美沙希に渡す
「それにね。今回の事で、雪夜の事は吹っ切れたんだ。あれだけ好きで好きで…どうしようもなかったのに、不思議と未練はないんだ。だから、前みたいに皆で遊ぶ事は もぅない」
そう言うと、美沙希は大きな瞳を更に大きくした
「そ……っか。」
落ち込んだように、暗い顔をする美沙希に私は笑顔で言った
「それでも、友達でいてくれる?」
これでいい
もう皆で遊ぶ事はないけれど…
皆で遊んだ あの日々は、いつか きっと大切な思い出になる
ーー『変わらないものなんてない』ーー
少しずつ私も前に進もう



