✧*。最愛✧*。



「……とりあえず、寒いから中に入んなよ」



グスグス泣きながら美沙希は部屋に入ったけれど、あまりの散らかりようで涙が引っ込んでいた




「ど…どうしたの?コレ」




「あ〜…ちょっとね、捜し物。空いている所に座ってて。コーヒー淹れてくるから」



美沙希の分までコーヒーを淹れ、部屋に持って行く



「……ありがとう」



「……それで?用があって来たんでしょ?」




再び暗い顔になり、俯くと頭を下げた



「雪夜から聞いたの、鈴香の事……ゴメンね。私、乃愛の事…疑ってた。乃愛は、あんな事するはず無いって私が一番、分かってた筈なのにッ」




「しょうがないよ。実際、見たんでしょ?殴られた痕。そんなの見せられたら誰だって信じてしまうよ」




「でもッ!私は、乃愛に確認する事もしなかった……」




美沙希の握り締めた掌にポタポタと涙が落ちる