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それから数日後
私は自分の部屋をひっくり返すみたいに、あちこちの引き出しを開け ある物を探していた
そう、昔 男の子に貰った指輪のおもちゃ
「何処に片付けたのかな…。捨てた記憶はないから、何処かにあるはずなんだけど……」
部屋はビックリする程 散らかっていた
グッと背を伸ばし、窓の外を見ると日は西に傾いている
ひと息つこうと、コーヒーを淹れにキッチンへ向かうとチャイムが鳴る
「はーい」と返事をし、鍵を開けドアを開いた
「………美沙希」
久し振りに見た美沙希は、いつもの笑顔がなく少し痩せた感じがした
「……乃愛、私ッ」
そう言って言葉を詰まらせると、大きな瞳からポロポロと涙が溢れ落ちてきた



