「乃愛ちゃんがッ……私、これ以上、殴られたくなくって逃げて来たの。もぅ、ヤダ」 私が…何? そうか、鈴香は こうやって私の事を… 「はぁ」っと小さくため息をついた それよりも、帰るに帰れなくなった この状況…きっとまた面倒な事になりそう 泣きながら雪夜の胸に顔を埋めて、小さく震える彼女 嘘を目の当たりにした雪夜は、戸惑いながら顔を上げ私に目を向けた そんな顔をしたって、今更だよ 私は視線を逸(そ)らし、何も見なかった事にして公園の外へと向かった