それから数日後、涼介の退院が決定し明日には帰れると喜んでいた
雪夜も ようやくベッドから体を起こせるようになり身の回りの事は自分で出来るようになった
このまま順調にいけば、来週からリハビリを始めると先生も話していた
タオルを流し台で洗っていると鏡越しに怪訝な顔をした雪夜が私を見ているのに気付いた
「どうしたの?雪夜」
洗ったタオルを干しながら雪夜を見る
「……この前から思ってたんだけど、あんた誰?涼介と美沙希の友達みたいだったから聞かなかったけど、何で俺の所にいるわけ?」
「………え?」
ベッドに近づき雪夜と視線を合わせる
「雪夜?何、言ってんの?乃愛だよ。雪夜の彼女の鷹橋乃愛。私達、付き合ってるじゃん」
「彼女?……あんたこそ何言ってんの?俺は、あんたなんか知らない。彼氏欲しいなら他当たって。ウザいから もう来んな」
雪夜が何を言ってるのか理解出来ない
「ち、ちょっと、冗談……キツイよ?からかわないで」
雪夜の冷たい眼差しが私を射抜く
「冗談なんて言ってるつもりないんだけど。ってか、突然、彼女気取りとか頭おかしいんじゃねえの?いい加減、帰れよ」
急に目の前が真っ暗になり足元がフラつき座り込んだ
丁度、そこへ涼介と美沙希が入ってきた



