✧*。最愛✧*。




外に出ると、冷たい空気が体を包み込んだ



曇天の空から はらりはらりと白い雪が舞い降りてきている



バイクの所まで来ると玲央は振り向き 私の頭に手を伸ばして引き寄せ、そのまま優しく抱きしめる



「早く来てやれなくて、ゴメンな。もう大丈夫だから」



ポンポンと優しく背中を叩くリズムが、ショックで震えていた体と混乱した気持ちを落ち着かせてくれる




「玲央………助けに来てくれて、ありがとう」



「ん」



玲央はバイクに跨(また)がると、ヘルメットを私に渡した




「ほら、帰るぞ」



ヘルメットを被り、玲央の後ろに乗ると ゆっくりバイクが発進した