✧*。最愛✧*。



目の前にいる人は、本当に あの雪夜なの?
私が知っている雪夜とは、まるで別人



胸ぐらを掴んだまま喉元をグッと押さえつけてる雪夜の腕を、どうにか外したくて手を伸ばして もがくけど、男の力には勝てない




「ゆ…き、離…し………ッ苦、し…」




「鈴の苦しみはッ!こんなもんじゃねえんだよ!!」




だんだん息苦しくなってきて、涙で視界がボヤけてくる


もぅ…ダメ



意識が朦朧として全身の力が抜けていく