日曜日



見えてきた雪夜のアパートを前にして、だんだんと足取りが重たくなっていき、とうとう立ち止ってしまった



大きく息を吸い込み、ドクドクとうるさい心臓を落ち着かせる



携帯に手を伸ばし、すぐに連絡を入れれるようにしている玲央の番号を見つめ不安を追い払う




もう一度 深呼吸をしてアパートへと向かって歩き出す