✧*。最愛✧*。



コンコン



部屋の中から控えめな返事が返ってきて、そっとドアを開けると部屋着に着替えてベッドに横になってる美央



「氷枕、持って来たよ」




「ありがとうございます」




枕を氷枕へと替えてあげスポーツドリンクをテーブルに置いて部屋を出ろうとした時



「あの…余計なお世話かもしれませんが、篠村さん…最近 元気がないように見えるんです。だから早く学校に来て下さい」




「……うん」




美央は何も知らない



学校に行く事になっても教室へ行かなかったら、変に思うよね…



何も知らなくて心配してくれている美央にも、ちゃんと事情を話すべきだよね




「ねぇ、美央。体調が良くなったら…私の話しを聞いてくれる?」





「はい」



不思議そうに首を傾げる美央に 少し微笑んで部屋を後にした