「当たり前だ。愛していた女の妹だ、肩入れもしたくなるだろ」
平然と、さも当然のように言ってのけた
それが気に触ったのか、玲央は何故か不機嫌になった
「蒼兄、それって どういう意味で言ってんだよ?」
何で、こんなに空気が悪くなってんだろ…
喧嘩にならないかハラハラしながら目を白黒させてると、向かい側に座っている『若』は口元を緩めた
「そう怒るな、お前が思っているような事はない。男の嫉妬は醜いぞ」
「ッチ!そんなんじゃねーし」
まるで子供をあやすように言うと『若』は、姉の手紙を持って席を立った
その背中を見送った玲央は、頬杖をつき首を傾げて私を覗き込む
「最近、兄貴と仲良いの?」
「え?うん、まぁ。たまにだけど、一緒にお茶するくらいかなぁ…前より話しやすくなったよ?」
ちょっと拗ねたような…怒ったような…そんな玲央が珍しくって、整った綺麗な顔を見つめる



