✧*。最愛✧*。



雪夜が病院に運ばれてから二ヶ月が経とうとしていた



左腕のギプスは取れ、体中の傷やアザは なくなっている


病室のドアノブに手をかけた時、隣の病室から涼介が顔を出した



「よ、乃愛。今日も見舞いか?ククク…通い妻かよ」




「もう!変な言い方しないでよ。それより涼介、足 大丈夫なの?」



視線を落とし、ギプスが取れた足を見る



「あぁ、平気。今からリハビリがあるんだ。もうすぐ退院、出来るしな。雪夜は?」




首を横に振るとポンっと頭に手が乗った



「雪夜は必ず目を覚ますさ。あいつが、いつまでも乃愛を一人にしとくはずねぇだろ。乃愛に対する雪夜の愛は異常だからな」



「ちょっと、異常って何よ?普通だし」




クククっと肩を揺らし笑う涼介を睨むと「ヤベ、リハビリ」っと言いながら、そそくさと離れて行った




手をかけたままのドアノブを動かし病室へ入る