✧*。最愛✧*。



この家には男性が、ほとんどと言う



だから、お風呂は女が先に入るみたいで…早速、私は美央に連れられて風呂場へと来ていた



しかし…広い



ここは銭湯ですか?



何故か 美央と一緒に入る羽目になった私は、全裸で固まっていた



「風邪ひくから早く入りましょう」



目を白黒させる彼女に、腕を引っ張られて中に入り 体と頭を洗って湯船に浸かった



ほぅ…と全身の力が抜ける



いつもシャワーで終わらせてたから久々の湯船は気持ちいい




「美央と玲央って似てるんだね」



この家の兄妹は、皆 美形だ



「双子なんです。私が姉で、玲央は弟になります。玲央は見た目がキツそうに見えるけど、思いやりがあって優しいんです」




ニコニコと話す美央からは、家族を大切にしてる事が伝わってくる



私も小さい頃は、こんな風に姉の事を友達に話していた事を思い出した





「あの…ところで、鷹橋さんは何で学校休んでるんですか?」



「……何でだろ、分かんない」



色々、話すと黒くて醜い感情が湧き上がるから  それ以上聞かれないように話しを誤魔化した



湯船の縁(ふち)に頭を預け、天井を見上げる



「今日、兄が突然 押し掛けてしまって、すみませんでした。鷹橋さんが 最近ずっと学校休んでるって私が話したら慌てて出て行って…」



「……何で、あなたのお兄さんは私に構うの?」




もくもくと立ち上がる湯気を見ながら、ずっと疑問だった事を口にした




「それは……私も分からないです。ただ、申し訳ない気持ちがあるからって言ってました」




やっぱり、母親を連れて行ったから同情してるのか



でも、悪いのは母親なんだから ここまでしてもらう必要はないのに