✧*。最愛✧*。



すると、ドンッと押されてよろける美央に悪態つきながら言う玲央



「ボケッと突っ立っとくな。邪魔」



「玲央、危ないから押さないで」



押された弾みで眼鏡が落ちると、すぐさま玲央が それを拾い上げた


「お前、まだ眼鏡かけてんの?目ぇ悪くないだろ。いい加減 外せよ」



「い、いいの!眼鏡、返して」



眼鏡を外した彼女は、玲央によく似ていて とても綺麗な顔をしていた


何で伊達眼鏡をかけてるのか、こんなに美人なのに勿体無い



私を放置したまま繰り広げられる喧嘩…いや、じゃれ合い



それを止めるかのように『若』が顔を出した



「騒ぐなら外でやれ」



「「蒼兄」」



はぁ…と呆れたように ため息をつきながら、『若』が部屋へと入ってきた



「顔色が まだ良くないな」



私の体調を気遣いながら ベッドの前に腰を下ろしてテーブルに置いてあった紙袋から私の携帯と充電器、財布、そして家の鍵を取り出した



「ないと不便だろ」



「これ…どうして」



『若』に連れて来られた時、私は何も持っていなかった…という事は



「態々(わざわざ)取りに行ったの?」




「まぁな。あと割ったガラス窓は取り替えを依頼している。必要な物があるなら遠慮なく言え」




どうして そこまでしてくれるのか不思議



「この袋の中に、何着か着替えも入ってる」



紙袋の中には何着かの洋服と下着が入っていた



この人、どんな顔して私の下着を見たのかな…