✧*。最愛✧*。



どれくらい寝てたんだろ…



目が覚めれば太陽は西に傾いていた




体を起こして部屋を見渡すとテーブルに紙袋が置いてある



その紙袋に手を伸ばそうとした時、コンコンと音がしてドアが開いた



「あなたは…」



遠慮がちに顔を覗かしたのは、見た事がある女の子だった



聖祥女学院の制服を違反する事なく きっちり着こなして、長くて黒い髪の毛のお下げの女の子



以前、美沙希が可愛くお願いして 無理やり席を替わる羽目になった眼鏡女子
 


おどおどした態度からは全く想像がつかない程のお家柄



そのギャップに開いた口が塞がらない




「鷹橋さん、玖賀美央です。覚えてますか?」



「同じクラスの…」




名前は今、知ったけど…



そう言うと、パァと花が咲いたように彼女は笑った