どれくらい寝てたんだろ…
目が覚めれば太陽は西に傾いていた
体を起こして部屋を見渡すとテーブルに紙袋が置いてある
その紙袋に手を伸ばそうとした時、コンコンと音がしてドアが開いた
「あなたは…」
遠慮がちに顔を覗かしたのは、見た事がある女の子だった
聖祥女学院の制服を違反する事なく きっちり着こなして、長くて黒い髪の毛のお下げの女の子
以前、美沙希が可愛くお願いして 無理やり席を替わる羽目になった眼鏡女子
おどおどした態度からは全く想像がつかない程のお家柄
そのギャップに開いた口が塞がらない
「鷹橋さん、玖賀美央です。覚えてますか?」
「同じクラスの…」
名前は今、知ったけど…
そう言うと、パァと花が咲いたように彼女は笑った



