✧*。最愛✧*。




『若』が私を連れて行った先は、ちょっと古びた病院だった



何で病院?っと思ったけど、すぐに その答えが分かった



「おや、若。これは また珍しいな」



「いいから早くしろ」




会話もそこそこに私をベッドに寝かせると すぐに点滴が射たれる



「お嬢ちゃん、何があったか知らんが…ちゃんと栄養がある食事を摂らんとな」



まるで小さい子に優しく言い聞かせるような言い方で諭すお爺ちゃん先生



私は何も言わずに、ボーッとガラス窓から見える空を眺めていた



点滴が終わると『若』は、お爺ちゃん先生に「世話になったな」と言って 再び私を抱き上げて車へ乗せ運転手に目配せし、その後 車はゆっくりと発進した





「…何で」



「あ?」



私を膝に座らせたままの不機嫌な彼を見上げた