✧*。最愛✧*。



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「あ〜ッ!やっと終わったぁ…」



机に項垂(うなだ)れる美沙希を強引に立たせて、足早に教室を出る



「急いだって、雪夜は逃げないよ」



「逃げないのは知ってる。けど、目覚めてるかもじゃん!早く行くよ!!」



校舎裏に隠して停めているスクーターに乗ると、美沙希を後ろに乗せる



※50cc原付きの二人乗りは法律で禁止されています。良い子の皆様はマネしないように。



「乃愛、前から思ってたんだけど。これってバレると色んな意味でヤバくない?」



「バレなきゃいいじゃん」



バイクで裏口から出るとスピードを上げる



「スクーターのニケツって大丈夫だっけ?」



「ダメに決まってんじゃん」




車道の真ん中を突っ切るように飛ばすと通行人が振り向いて見ている



「スクーターの法定速度は?」


「30km」



美沙希が後ろから身を乗り出してメーターを見る


「やば!乃愛ってば飛ばしすぎ〜」



「捕まんなきゃいいじゃん」



そんな会話をしてたら、違反だらけで何故か可笑しくって二人で笑った