✧*。最愛✧*。




カタ…と席を立つと美沙希が不思議な顔をした



「乃愛?」



「あ…トイレ」



一言だけ言って教室から出ると、肩の力が抜けたようにホッとした



トイレを素通りして屋上へ続く階段を上がって行き、ギィッと錆び付いた音を立てながら扉を開くと抜けるような青空が視界に飛び込んできた



私の心とは大違い



どこまでも青い その空を見ながら昼休みが終わるまで私はそこに居た



教室に戻ってから美沙希から「トイレ長すぎ!」とか散々文句を言われて、許してもらう代わりに放課後 買い物に付き合う羽目になった