✧*。最愛✧*。



「鈴香……?」




「何だよ、やっぱ雪夜じゃん!慌てて出て行ったのって女かよ。こんな所でイチャついてんじゃねーっての。ほら」




私達が来たからといって、距離を取ろうとしない二人を上田君は生暖かい目で見ながら持っていた荷物を雪夜に渡して自転車に跨った



「別にイチャついてねぇし」




そう言った雪夜の横顔は ほんのり赤かった




二人の横を通り過ぎる時、視界に入ったのは鈴香の泣き顔だった



それを隠すように雪夜の腕が鈴香の体を包み込み、鈴香も雪夜の胸に顔を埋めた



その何気ない行動が私の胸を締め付ける