✧*。最愛✧*。



外に出れば、すっかり暗くなっていて、街灯に照らされた二人の背中を眺めながら歩く



雪夜の隣は私の居場所だったのに、今はこんなにも遠い



はぁ…っとため息がもれ、余計に沈んでゆく気持ち



「じゃぁ、私 こっちだから」



鈴香が家の方向を指差して立ち止まった



これで二人の背中を見ずに済むと内心ホッとした



だけど



「暗いし送るよ」



下を向いていた私の耳に届いた言葉で顔を上げる



「え…、でも…」



チラッと私の方を見た鈴香は少し申し訳無さそうな顔をしながらも、浮き立っているのが分かる



「乃愛。先に鈴香を送るけど大丈夫か?」



不意に問いかける雪夜に視線を移そうとした時、鈴香から笑顔が無くなっていた