✧*。最愛✧*。



ブラウスは着崩し スカートの丈は膝上、一昔前に流行ったルーズソックス、髪の毛は金髪に近い茶色、耳にはピアス




私は肩下まである髪を、そして美沙希は胸下まである髪を ゆるく巻いて、化粧をしている




席は窓側の一番後ろ



スクールバッグを置き椅子に座ると、美沙希が前の席に座ってスクールバッグから雑誌を取り出す



「ね、見て。涼介と雪夜が退院したら、ここ行かない?」



雑誌を覗いて見ると新規オープンの店を取り上げている



「この店のパンケーキ、すっごく美味しいんだよ。行列出来るくらいなんだから!まさか この街に2号店がオープンするとか信じられないよ〜」



「涼介も雪夜も甘いの大好きだからね。きっと喜んで行くんじゃない?」




話しが弾む中「あ…あの……、そこ私の席…」と小さな声が聞こえて顔を上げると、眼鏡をかけた子が おずおずと立っていた




「あ…ここ、あんたの席?ごめんだけど、私と席替わってくんない?お願い!」



美沙希は、顔の前でパンッと両手を合わせ首を傾げてお願いする



男からしたら効果抜群だけど、女からしたら その効果は効かないんじゃ……?



そう思いながら、チラリと眼鏡女子を見やる



眼鏡女子は頬を赤く染め、コクコクと頷き美沙希の席に向かって歩き出した