黙ったまま私の話しに耳を傾け時々頷き、途中で言葉に詰まったら頭を撫でてくれて、話すうちに鉛のように重たかった気持ちが少し軽くなった気がした
「そうか…それでアイツあんな事を言ってたんだな。なぁ乃愛…今の俺は、お前にとって頼りないかもしれない。でも、一人で抱え込まないで、もう少し頼れよ。アイツみたいに経済力なんてないけど、それでも俺はお前の力になりたいと思ってる」
「雪夜…ありがとうッ」
雪夜の言葉が嬉しかった
頬を伝う涙を雪夜の指先がそれを拭う
雪夜にそっと抱き寄せられ、そのまま包み込まれる
トクン、トクンとリズム良く鳴る心音が心地よくって目を瞑る



