雪夜の指先が、そっと私の瞼に触れる
「少しは落ち着いた?」
雪夜は いつも余計な詮索をせず私のペースに合わせてくれる
私の事を忘れたとしても、それは変わっていないね
「うん。………ねぇ、雪夜」
「ん?」
首を傾げ 覗き込むように私を見る
やっぱり私一人じゃ抱えきれなくて、胸の内を話す事で気持ちが少し楽になるなら話そう…何故かそう思えた
こんなプライベートの事を話されたら きっと困るだろうなって思ったけど…雪夜なら今までのように受け止めてくれそうで…話す決心をした
「私の事なんだけど……聞いてくれる?」
あの海に行った日、皆と別れて家に帰った時の事をポツリポツリと話した



