蹲って座っている私の前に、コトッと置かれたマグカップ 「飲んで、落ち着くから。明日は学校も休みだし、泊まっていきなよ」 顔を上げると甘いココアの香りが鼻をくすぐる 「ありがとう……」 誰にも知られたくなかった ひたすら隠し続けてきたのに…… 「……この事は美沙希や涼介には言わないでくれる?」 「……ん、分かった」 それ以上、何も言わず隣に腰を下ろすとテレビをつけ、私が落ち着くまで側に居てくれた 気持ちが落ち着き、俯いていた顔を上げ雪夜を見ると視線が絡まった