その人は殴られたのか口から血が出ていた
こんな時に限って、雪夜はホールの手伝いに行っていた
「落ち着いて下さい。今、警察に連絡するんで事情を話せますか?」
急いで受話器を手に持ち110番に電話を入れる
Prrrr…
ワンコールなった時、スーツを着た数人の男が乱入してきて、その内の一人の男が すかさず 私から受話器を取り上げると そのまま受話器を置き電話を切った
「連絡されちゃ困るんだわ。悪いね、姉ちゃん」
その言葉で顔を上げると、厳つい顔のスーツを着た男が電話機のコードを抜き私を覗き込んできた
「騒ぐなよ?」
コクコクと頷き そっとカウンターから距離を取った



