「気分、どう?」
「……」
今までどのようにして、呼吸をしていたのかも忘れてしまう程、苦しくて仕方ない。
先程の現場を見て、昔、自分自身が事故にあった日のことを思い出してしまう。
朦朧とした意識の中、虚ろな目で私を守るように抱きしめて、横たわるお母さん。
次第にお母さんの体温はどんどん冷たくなっていって───…。
何かで聞いたことがある。
一度、トラウマを経験した時、何らかのきっかけでフラッシュバックしてしまい、吐き気やめまい、頭痛などを引き起こすって、誰かが言っていたけれど。
「お"ええっ……」
それって本当だったんだ───。


