「それに領地の管理者が残ってくれることになっているから、彼らと協力していけば上手くいくと思っている。ローラは研究もあるし、あまり負担をかけないようにするからね」
「ありがとうございます。レイ様も公務がありますが、大丈夫なのですか?」
「うん。管理者もいるし連絡も密に取るつもりでいるしね。計画的に領地に足を運ぶことも考えている」
「私もお力になれることがあればサポートしますので、遠慮なくおっしゃってくださいね」
「それは心強いな。一緒にチェント領を盛り立てていこう」
「はい」
握られた手に更に力が籠り私達は目を合わせて微笑み合いました。



